梅にうぐいす 2015/3
梅の花が満開になりました。
日本語には「梅にうぐいす」という言葉がありますが梅にウグイスが来ると言う意味ではないようです。
花札にも「梅にうぐいす」が出てきます。二つのものが調和したり似合ったりすることのたとえなのです。日本人の早春のイメージであり理想であり文化なのです。
清少納言の枕草子に「春は曙」と言う書出しがあります。これは「いとをかし」が省略されていると言われています。現代風に言い換えると「春は曙の風景が大変趣がある」となります。
同じように「梅にうぐいす」も「梅にうぐいす、いとをかし」といった事なのでしょう。
「梅にうぐいす」は「猫に小判」と同じようなものですが「猫に小判」は現実には無いことはすぐわかりますが「梅にうぐいす」は現実に有りそうなところに混乱する元があるようです。
鶯色(うぐいすいろ)
鶯色も本来はウグイスの羽の色のはずですが抹茶色に近い柔らかな黄緑色、鶯餅の色を連想する人が多くなりました。多くの人達がそう考えるとそういう風になりますが・・・
結果、なぜかメジロの色がウグイス色になりました。
梅ノ木に本当に来るのはメジロです。
メジロは人家の庭木の蜜を目当てに姿を見せます。池袋でも梅ノ木のある家にメジロがやってきます。
梅の花の蜜を吸っているメジロにホッコリ、春を感じます。
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