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コラム西池
   
駅のナンバリング 2016/11

 駅のナンバリング化が進められている。駅のひとつひとつに路線記号と連番数字からなるユニークな番号を付与する。日本を訪問する海外旅行者などの便宜を図る取り組みである。地下鉄や大手私鉄などは今ではほとんどナンバリングがされている。今年秋2016年10月にはJR東日本の首都圏エリア(取手、大宮、奥多摩、久里浜、千葉までの範囲)でも始められる。これは2020年の東京オリンピック等を目指した取り組みだ。
駅ナンバリングは連続数字で付与されているので普段乗らない地下鉄や私鉄など、日本人でも利用価値が高い。
例えば地下鉄丸ノ内線の池袋駅はM25、東京駅はM17である。数字の差が8なので東京駅は池袋駅から8個目であることがわかる。また、電車に乗車している時、途中の駅名を見ても目的の駅まであと何駅あるのか分からないで困った経験は無いだろうか。駅の番号を見れば後いくつで目的の駅に到着するのか分かるのである。

JR山手線にも駅ナンバーが振られた。環状線になっているのでどこが一番かと思いきや、やはり東京駅でJY01となっており、反時計回りに番号が振られている。最後の駅は有楽町でJY30。山手線は29しか駅が無いはずであるが--。品川と田町がJY25、27となっており、JY26は欠番となつている。これは東京オリンピックに合せて、ここに新駅が出来る予定になっているためだそうだ。

観光地、箱根を抱える小田急に至ってはナンバリングが徹底している。箱根の山の乗り物、登山電車、ケーブルカー、ゴンドラ、遊覧船に連続番号を付与しているのである。
小田原(OH47)ー箱根湯本(OH51)ー(登山電車)ー強羅(OH57)ー(ケーブルカー)ー早雲山(OH62)ー(ゴンドラ)ー大涌谷(OH63)ー(ゴンドラ)ー桃源台(OH65)ー(遊覧船)ー元箱根(OH67)という風である。観光客はこの番号をたどっていけば目的地にたどり着けるわけである。また、迷う心配が無いので安心して箱根を楽しめるというわけである。

3レターコード
JR東日本では駅のナンバリング化と同時にもう一つ、駅名に3レターコードが導入される。3レターコードとは3文字の略号のことで、駅ごとに3文字のユニークな略号が付けられる。空港で空港ごとにユニークな略号が付与されているものと同じだ。バゲージのクレイムタグに貼られているもので、良く知られているのは成田空港はNRT、羽田空港はHNDである。海外旅行に行く時に知っておくと役立つものだ。これを駅名にも付けると言う話である。
東京駅がTKO、新宿駅がSJK、池袋駅がIKBである。これは漢字の分かる日本人には必要無い。中々覚えられないので外国の旅行者にIKB に行きたいと言われても、すぐには対応出来ないと思う次第である。



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